公開情報の項目
組織名
- 日本銀行
公開日
- 1998年6月30日
公開記事
- 「5月19日開催分 」
公開記事の問題設定
- 前積み期間中、インドネシア情勢は緊迫化していたにもかかわらず、何故、オーバーナイトレートは上昇した傾向を示したのか?
- オーバーナイトレートの動向に影響を与える要素とは何か?
- 量的金融指標によれば、5つの業態の平残貸出額が4月にさらに減少したとあるが、この減少は市場にどのような影響を与えるのか?
公開記事の概要
朝方の積み上げ幅を増やす調整を行った結果、レートは0.25%前後で比較的安定した動きになった。具体的にみると、4月末から5月初にかけては、ゴールデンウィークに伴う観光客の需要や資金需要の増加などにより、オーバーナイトレートが上昇した傾向を示した。
これらの結果、前積み期間中(4月16日~5月15日)の平均オーバーナイト・レートは、0.43%で着地した。インドネシア情勢が緊迫化しているため、為替レートに上昇圧力がかかっており、調節面でも幅を拡大している。量的金融指標によれば、5つの業態の平残貸出額は4月にさらに減少した。
公開記事のポイント(1)
「こうした状況に対して、朝方の積み上幅を拡大する調節を行った結果、レートは0.45%前後で比較的安定した動きとなった。」
日本銀行 (1998) 5月19日開催分 より引用 (閲覧日時:2024-07-07 03:01:36)
公開記事のポイント(2)
「具体的にみると、4月末から5月初にかけては、連休の行楽資金需要の高まりなどを受けて、オーバーナイト・レートは強含む気配を示した。」
日本銀行 (1998) 5月19日開催分 より引用 (閲覧日時:2024-07-07 03:01:36)
公開記事のポイント(3)
「これらの結果、前積み期間中(4月16日〜5月15日)の平均オーバーナイト・レートは、0.43%で着地した。」
日本銀行 (1998) 5月19日開催分 より引用 (閲覧日時:2024-07-07 03:01:36)
公開記事の解説
上述した問題設定に対して、解決策を分析してみましょう。
公開記事と関連するトレンドワード
トレンドワード(1):「金融」、「システム」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「金融」、「システム」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「金融」、「システム」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、1998年12月、1999年1月、2002年12月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、2001年11月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は2001年11月のトレンド転換と関連している模様です。