公開情報の項目
組織名
- 日本銀行
公開日
- 2020年7月20日
公開記事
- 「6月15、16日開催分 」
公開記事の問題設定
- 短国レートはなぜ上昇しているのか? 10年物国債金利が0%近辺で推移している理由は? 株価の上昇は今後も続くのか?
公開記事の概要
短国レート(4ヶ月物)は、発行増額される背景で幾分上昇している。現時点では、-0.1%前後で推移している。そのもとで、10年物国債金利は0%近辺で推移し、日本国債務のイールドカーブは金融市場調節方針と整合的な形状を保っている。株価は、日経平均株価と言われるものであり、各国・地域の積極的な財政・金融政策や経済活動再開の動きなどが原因で上昇している。
公開記事のポイント(1)
「ターム物金利をみると、短国レート(3か月物)は、発行が増額されるもとで幾分上昇し、足もとでは-0.1%程度で推移している。」
日本銀行 (2020) 6月15、16日開催分 より引用 (閲覧日時:2024-07-14 15:11:18)
公開記事のポイント(2)
「そのもとで、10年物国債金利はゼロ%程度で推移し、日本国債のイールドカーブは金融市場調節方針と整合的な形状となっている。」
日本銀行 (2020) 6月15、16日開催分 より引用 (閲覧日時:2024-07-14 15:11:18)
公開記事のポイント(3)
「株価(日経平均株価)は、各国・地域の積極的な財政・金融政策や経済活動再開の動きなどから、上昇している。」
日本銀行 (2020) 6月15、16日開催分 より引用 (閲覧日時:2024-07-14 15:11:18)
公開記事の解説
上述した問題設定に対して、解決策を分析してみましょう。
公開記事と関連するトレンドワード
トレンドワード(1):「短期」、「金融」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「短期」、「金融」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「短期」、「金融」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、1999年6月、1999年7月、1999年12月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、1999年3月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は1999年03月のトレンド転換と関連している模様です。
トレンドワード(2):「金融」、「市場」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「金融」、「市場」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「金融」、「市場」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、2000年1月、2016年1月、2016年4月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、1998年9月、1998年10月、1998年12月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は1998年10月のトレンド転換と関連している模様です。
トレンドワード(3):「為替」、「市場」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「為替」、「市場」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「為替」、「市場」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、2000年10月、2004年7月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、1999年11月、2004年3月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は2004年03月のトレンド転換と関連している模様です。
ソーシャルメディアの主な反応
今日は4ヶ月物短国レートが増額されているようですね。他にも日経平均株価など、株式市場も上昇しているとのことで、これらの市場動向について話し合いましょう。
そうですね。株式市場の上昇は、積極的な財政・金融政策や経済活動再開の動きが背景にあるようです。短国レートの増額も、この流れの影響があるのかもしれません。
短国レートが上昇している背景には、新型コロナウイルス感染症対策の緩和や経済活動再開に向けた動きがあると思います。日本政府の財政政策にも、その流れが反映されているようです。
そうですね。日本政府は今年度、106兆円規模の補正予算を組むなど、積極的な財政政策を展開しています。このような政策の後押しがあるため、金融市場も回復しているのではないでしょうか。