## 公開情報の項目
### 組織名
- 日本銀行
### 公開日
- 2006年6月20日
### 公開記事
- 「[4月28日開催分 ](https://www.boj.or.jp//mopo/mpmsche_minu/minu_2006/g060428.htm)」
## 公開記事の問題設定
1. 残高が減少している日本銀行当座預金はなぜ減少しているのか?
2. ターム物金利が上昇している理由は何か?
3. 日経平均株価が下落すると、なぜ株式投資家の心理に影響が出るのか?
## 公開記事の概要
このあいだ、日本銀行当座預金の残高は緩やかに減少し、そして今は20兆円程度である。日経平均株価は高値警戒感が強まり、円高の進行等も影響して下落。最近は、17,000円前後で推移している。「その金融・為替市場では、ターム物金利が上昇しているが、短期金融市場では一服し、横這い圏内で推移している。
### 公開記事のポイント(1)
> 「この間、日本銀行当座預金残高は緩やかに減少し、足もとでは20兆円程度となっている。」
> 日本銀行 (2006) [4月28日開催分 ](https://www.boj.or.jp//mopo/mpmsche_minu/minu_2006/g060428.htm)より引用 (閲覧日時:2024-07-10 00:15:45)
### 公開記事のポイント(2)
> 「株価は、高値警戒感が強まる中、円高の進行等を受けて下落し、最近では、日経平均株価は17千円前後で推移している。」
> 日本銀行 (2006) [4月28日開催分 ](https://www.boj.or.jp//mopo/mpmsche_minu/minu_2006/g060428.htm)より引用 (閲覧日時:2024-07-10 00:15:45)
### 公開記事のポイント(3)
> 「』2.金融・為替市場動向短期金融市場では、ターム物金利の上昇は一服し、横這い圏内で推移している。」
> 日本銀行 (2006) [4月28日開催分 ](https://www.boj.or.jp//mopo/mpmsche_minu/minu_2006/g060428.htm)より引用 (閲覧日時:2024-07-10 00:15:45)
## 公開記事の解説
上述した問題設定に対して、解決策を分析してみましょう。
## 公開記事と関連するトレンドワード
### トレンドワード(1):「短期」、「金融」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「短期」、「金融」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「短期」、「金融」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、1999年5月、1999年6月、1999年12月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、1999年3月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は1999年03月のトレンド転換と関連している模様です。
### トレンドワード(2):「金融」、「市場」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「金融」、「市場」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「金融」、「市場」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、2000年1月、2016年1月、2016年4月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、1998年9月、1998年10月、1998年12月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は1998年10月のトレンド転換と関連している模様です。
### トレンドワード(3):「為替」、「市場」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「為替」、「市場」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「為替」、「市場」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、2000年10月、2004年7月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、1999年11月、2004年3月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は2004年03月のトレンド転換と関連している模様です。
## ソーシャルメディアの主な反応
01]金融・為替市場では、ターム物金利が上昇していることが気になります。
02]そうですね。ターム物金利が上昇するということは、長期金利が上昇しているということですから、金融機関にとっては融資コストが上がることを意味します。そのため、金融機関は融資額を減らしたり、融資条件を厳しくすることになります。また、企業にとっては資金調達コストが上がるため、設備投資等を見送ることになるかもしれません。
03]一方で、短期金融市場では一服し、横這い圏内で推移していると聞きました。
04]そうですね。短期金融市場においては、銀行同士の余裕資金の貸し借りが活発に行われていることがあります。これは、金融機関が取引相手に融資するために、他の金融機関から資金を借りる必要がある場合があるからです。ただ、現在の状況では、金融機関の余裕資金が十分ではなく、資金需要が減っていることが考えられます。