公開情報の項目
組織名
- 日本銀行
公開日
- 2013年9月10日
公開記事
公開記事の問題設定
- 無担保コールレートがこれ以上下がる余地があるか?
- 短国レートやGCレポレートがなぜ下がるのか?
- 今後の金利市場の動向についての見通しはどうなるか?
公開記事の概要
無担保コールレート(オーバーナイト物)は、現在、0.1%を下回る低い水準で推移している。ターム物金利を見ると、短国レートはどのタームでも0.1%をやや下回る水準で推移している。GCレポレートは、総じては0.1%程度で推移しているが、弱含む場合もある。金融・為替市場動向は、短期金融市場では金利が、長めのゾーンを含めて低位で推移している。
公開記事のポイント(1)
「無担保コールレート(オーバーナイト物)は、0.1%を下回る水準での動きとなっている。」
日本銀行 (2013) 8月7、8日開催分 [PDF 230KB]より引用 (閲覧日時:2024-07-12 18:03:18)
公開記事のポイント(2)
「ターム物金利をみると、短国レートは、いずれのタームも0.1%をやや下回る水準で推移している。」
日本銀行 (2013) 8月7、8日開催分 [PDF 230KB]より引用 (閲覧日時:2024-07-12 18:03:18)
公開記事のポイント(3)
「GCレポレートは、総じて0.1%程度で推移しているが、幾分弱含む場面もみられている。」
日本銀行 (2013) 8月7、8日開催分 [PDF 230KB]より引用 (閲覧日時:2024-07-12 18:03:18)
公開記事の解説
上述した問題設定に対して、解決策を分析してみましょう。
問題設定(1):無担保コールレートがこれ以上下がる余地があるか?
これ以上無担保コールレートが下がる余地はあると考えられます。日本銀行は現在、無担保コールレートを0.1%に固定していますが、今後の景気動向や金融政策によって、この水準が見直される可能性もあります。現在の金融市場は、景気回復が期待されるものの、低水準の金利環境が続いており、市場の流動性は維持されています。将来的には、景気回復に伴い金利が上昇する可能性もありますが、当面はこの低水準が維持されると予想されます。
問題設定(2):短国レートやGCレポレートがなぜ下がるのか?
短国レートやGCレポレートがなぜ下がるのかというと、現在の日本の金融政策においては、金融緩和が続いており、量的・質的金融緩和により、国内の貸借残高の積み上げが行われ、それに伴い、貸し出し利率が下がった結果、短期の金利水準が低下しているためです。また、グリーンシルが広がり、企業や個人の資金調達も低利率でできるようになっていることも影響しています。
問題設定(3):今後の金利市場の動向についての見通しはどうなるか?
金融市場の動向は、日本銀行の追加緩和策の実施によって、低金利政策が長期化すると予想されています。したがって、現在の金利水準がしばらく続く可能性があります。その中でも、無担保コールレート(オーバーナイト物)は、0.1%を下回る低い水準で推移しています。また、ターム物金利を見ると、短国レートはどのタームでも0.1%をやや下回る水準で推移しています。GCレポレートは、総じては0.1%程度で推移しているが、弱含む場合もあるという状況です。金融・為替市場動向も、短期金融市場では金利が、長めのゾーンを含めて低位で推移していると予想されています。
公開記事と関連するトレンドワード
トレンドワード(1):「短期」、「金融」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「短期」、「金融」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「短期」、「金融」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、1999年5月、1999年7月、1999年12月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、1999年3月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は1999年03月のトレンド転換と関連している模様です。
トレンドワード(2):「金融」、「市場」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「金融」、「市場」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「金融」、「市場」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、2000年1月、2016年1月、2016年4月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、1998年9月、1998年10月、1998年12月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は1998年10月のトレンド転換と関連している模様です。
トレンドワード(3):「為替」、「市場」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「為替」、「市場」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「為替」、「市場」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、2000年10月、2004年7月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、1999年11月、2004年3月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は2004年03月のトレンド転換と関連している模様です。
ソーシャルメディアの主な反応
短期金融市場って、短期の資金調達や資金決済を行うための市場のことだよ。現金決済とか短期借入とか。
現在、日本銀行が日銀当座預金の一部にマイナス金利を適用してるから、金利が低いって話しが出てるんだよね。
そうそう、確かに短期金利が低いって話しがあったね。
ターム物金利を見ると、短国レートはどのタームでも0.1%をやや下回る水準で推移しているって聞いたよ。
オーバーナイト物の無担保コールレートは、現在、0.1%を下回る低い水準で推移している。
長期金利はどうだろう? GCレポレートは、総じては0.1%程度で推移しているが、弱含む場合もあるって言うしね。
どうなんだろうね。