公開情報の項目
組織名
- 日本銀行
公開日
- 2020年1月24日
公開記事
- 「12月18、19日開催分 」
公開記事の問題設定
- ターム物金利が一時的に上昇した原因は何か?
- オーバーナイトコールレートが-0.07%から-0.01%の間で推移している理由は何か?
- 金融・為替市場がマイナス圏で推移している背景は何か?
公開記事の概要
ターム物金利をみると、4カ月物の短国レートは一時的に上昇する局面もみられたが、期間を通じては概ね前回会合時点と同水準に落ち着いている。オーバーナイトコールレートは、現在のところ-0.07%から-0.01%の間で推移している。金融・為替市場は、翌日物、ターム物とも、マイナス圏で推移している。
公開記事のポイント(1)
「ターム物金利をみると、短国レート(3か月物)は、幾分上昇する局面もみられたが、期間を通してみれば概ね前回会合時点と同水準となっている。」
日本銀行 (2020) 12月18、19日開催分 より引用 (閲覧日時:2024-07-14 12:49:46)
公開記事のポイント(2)
「そのもとで、10年物国債金利はゼロ%程度で推移し、日本国債のイールドカーブは金融市場調節方針と整合的な形状となっている。」
日本銀行 (2020) 12月18、19日開催分 より引用 (閲覧日時:2024-07-14 12:49:46)
公開記事のポイント(3)
「無担保コールレート(オーバーナイト物)は-0.07~から-0.01%程度で推移している。」
日本銀行 (2020) 12月18、19日開催分 より引用 (閲覧日時:2024-07-14 12:49:46)
公開記事の解説
上述した問題設定に対して、解決策を分析してみましょう。
問題設定(1):ターム物金利が一時的に上昇した原因は何か?
一時的にターム物金利が上昇した原因は、金融市場全体での資金需要の変化や経済情勢の不確実性によるものと考えられます。また、短期的な金融政策の変化や市場の不安定性によっても影響を受ける可能性があります。しかしながら、長期的な傾向としては、金融政策や経済情勢に大きな変化がなければ、ターム物金利は概ね前回会合時点と同じ水準に落ち着くと見込まれます。また、オーバーナイトコールレートは-0.01%から-0.07%の間で推移しており、金融市場全体のマイナス圏で推移していることから、短期金利も概ね同様の傾向が見られると考えられます。
問題設定(2):オーバーナイトコールレートが-0.07%から-0.01%の間で推移している理由は何か?
4か月物の短国レートは、時折上昇する局面がありましたが、期間を通じては概ね前回会合の時点と同じ水準に落ち着いています。オーバーナイトコールレートは、現在-0.07から-0.01%の間で推移しています。このレートは、金融市場と為替市場の両方がマイナス圏で推移していることと関連があります。現在の金融市場は、日本銀行による長期債券購入オペレーションによる金利低下圧力が継続していることが理由です。また、為替市場においては、日本円が売られ、外国為替市場における日本円の価値が低下していることが理由と考えられます。これは、日本国内の経済が低迷し、海外投資家が日本円から米ドルやユーロなどの外貨に資金を移動させる傾向が続いているためです。
問題設定(3):金融・為替市場がマイナス圏で推移している背景は何か?
この文章からわかることは、金融市場と為替市場が現在、マイナス圏で推移しているということです。この理由は、日本銀行の金融政策にあると考えられます。日本銀行は、現在、マイナス金利政策を行っているため、金利がマイナス圏で推移していると考えられます。また、為替市場では、円高傾向が続いているため、円高が影響していると考えられます。これに対して日本銀行は、金融政策を行い、経済成長や物価上昇の促進を目指しています。今後も、日本銀行の金融政策に注目していく必要があります。
公開記事と関連するトレンドワード
トレンドワード(1):「短期」、「金融」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「短期」、「金融」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「短期」、「金融」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、1999年4月、1999年5月、1999年12月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、1999年3月、2002年11月、2002年12月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は1999年03月のトレンド転換と関連している模様です。
トレンドワード(2):「海外」、「経済」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「海外」、「経済」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「海外」、「経済」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、2013年12月、2014年1月、2020年2月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、2011年10月、2011年11月、2019年5月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は2019年05月のトレンド転換と関連している模様です。
トレンドワード(3):「金融」、「市場」
- 上図は、過去から現在までの日本銀行の公開記事で、「金融」、「市場」の組み合わせが発生する頻度を可視化した折れ線グラフです。
- 横軸が年月、縦軸が「金融」、「市場」の発生頻度を0-1の範囲で規格化した値になります。
主要なトレンド転換として、2000年1月、2016年1月、2016年4月にマイナス方向のトレンド転換を示しています。一方、1998年9月、1998年10月、1998年12月にプラス方向のトレンド転換を示しています。特に、今回の公開記事は1998年10月のトレンド転換と関連している模様です。
ソーシャルメディアの主な反応
今日もターム物の動きが気になりますね。
そうだな。期間を通じて見ても、大きな上昇もなく安定している印象がある。
でも、4カ月物の短国レートは一時的に上昇したんですよね。