公開情報の項目
組織名
- 税制調査会
公開日
- 2016年11月2日
公開記事
公開記事の問題設定
- 個人所得税における累進課税率の導入について
- 個人所得税の基礎控除額の引き上げについて
- 個人所得税の所得金額の範囲の見直しについて
公開記事のポイント（１）
「今回からは前回申し上げましたとおり、これまでの議論を踏まえて取りまとめに向けた起草会合として進めていきたいと思います。」
税制調査会 (2016) 議論のとりまとめについてより引用 (閲覧日時：2024-07-23 13:42:56)
公開記事のポイント（２）
「まず個人所得課税についてまとめた議論のたたき台について、事務局から読み上げていただきたいと思います。」
税制調査会 (2016) 議論のとりまとめについてより引用 (閲覧日時：2024-07-23 13:42:56)
公開記事のポイント（３）
「それでは、事務局から案文の読み上げをお願いしたいと思います。」
税制調査会 (2016) 議論のとりまとめについてより引用 (閲覧日時：2024-07-23 13:42:56)
公開記事の解説
上述した問題設定に対して、解決策を分析してみましょう。
問題設定（１）：個人所得税における累進課税率の導入について
事務局:
それでは、個人所得税における累進課税率の導入について、私から案文を読み上げます。
「個人所得税において、高額所得者には高い税率を適用する累進課税を導入することが提案されています。現在は一律10％の課税率が適用されていますが、累進課税を導入することで、高額所得者にはより高い課税率を適用することで、税収を増やすことができます。ただし、高額所得者にとっては、より高い税率が適用されることで、経済活動に悪影響が出る可能性があるため、税率には慎重な設定が必要となります。」
委員:
ありがとうございます。私は、この議論には反対の立場をとります。個人所得税は、個人の努力と企業の努力によって獲得した成果であり、累進課税率の導入はこれに対する補償がなく、高額所得者のモチベーションを下げる恐れがあります。また、高額所得者による雇用や投資などが少なくなることで、経済成長にも悪影響を及ぼす可能性があると考えます。
問題設定（２）：個人所得税の基礎控除額の引き上げについて
事務局: それでは、案文の読み上げをさせていただきます。個人所得税に関する議論のたたき台について、まずは基礎控除額の引き上げについて提案します。現在、基礎控除額は38万円となっていますが、これを10万円引き上げることを提案します。これにより、収入が少ない人に対しても税負担を軽減することができ、所得再配分のバランスを取ることができると考えられます。なお、この案文には異論があるかもしれませんので、その場合は御意見をいただきたいと思います。
○委員憤然として御意見ということで、大きな話からだ。まず、我々は税金を納める者であることを忘れてはならない。また、現在の基礎控除額が適正であるかどうかを検討していかなければならない。個人所得課税においては、所得再配分の役割もあることから、税金を納めることによって社会に還元する意味合いもある。したがって、今回の引き上げは適正でないと考える。また、税制においては税率の減税なども検討されるべきである。
問題設定（３）：個人所得税の所得金額の範囲の見直しについて
はい、事務局から案文を読み上げます。
個人所得税の所得金額の範囲の見直しについては、以下のように提案いたします。
- 現行の所得金額の範囲を見直し、1,200万円以上の所得金額に対して課税を強化する。
- これに伴い、所得金額の範囲を改定することで、税収を増やし、税制の公平性を高める。
- ただし、現行の所得金額の範囲を大幅に縮小することは、中小企業や個人事業主など、経済的な影響を受ける層に配慮する必要があるため、慎重に検討する。
以上が個人所得税の所得金額の範囲の見直しに関する提案です。どうぞ御議論ください。
