【日本銀行(日銀)】金融政策決定会合(2003年12月15、16日開催分)の概要と解説
足利銀行の一時国有化の決定は、11月29日の後、金融市場の安定確保に万全を期し、週明け後の12月1日朝方、即日の手形買入オペを通じて1兆円の追加的な資金供給を行った。こうした調節の下、無担保コールレート翌日物(加重平均値)は、0.001~0.002%で推移した。
また、こうした調整の下での有担保コーレート当日物は、加重的平均値として0.07%で変動した。そして、1~0.001%の範囲で推移したという。こうした下で、同日のコールレートは0.001%となり、市場は落ち着いた地合いで推移した。市場では年末を控える中で、資金余剰感が強い状況が続いている。