【日本銀行(日銀)】金融政策決定会合(2003年3月4、5日開催分)の概要と解説
日本の銀行が積極的に年度末越え資金を供給しているため、都銀など大手行の期末退え投資も順調に進んでおり、2月半ばにかけて幾分高止まりしていた手形買入れオペの落札金利は、足許、低下傾向を示している。こうした調節のもとでは、無担保コールレート翌日物(加重平均値)は、0.001~0.002%で推移した。
同様に、有担保コーレート当日物 (加重的平均値を)も、0.001〜0.004%で変動した。日本の銀行の当座預金残高は15~20兆円程度にするために金融市場調節を行う。CP・社債による資金調達残高は、前年並みに推移している。要するに、従来の金融緩和の度合いを維持するために、当座預金残高の目標額を差し上げる必要がある。