【日本銀行(日銀)】金融政策決定会合(2002年12月16、17日開催分)の概要と解説
前回の会合以来、手元の現金を徐々に増やすため、現在は概ね20兆円程度の残高に調整している。無担保コールレート翌日物(加重平均値)は、引き続き0.001~0.002%で推移した。一方、有担保コーレート当日物 (加重的平均値を)は、再び0.001〜0.004%で変動した。
資金需要が急激に増大する場合、金融市場が不安定化することがある。このような場合は、目標にかかわらず、一層潤沢な資金供給を行うことが必要。「日本の銀行当座預金残高を15~20兆円程度に調節するために金融市場調整を行う」。生産は2002年7~9月期に増勢が鈍化したが、足許はほぼ横這いとなっている。