【日本銀行(日銀)】金融政策決定会合(1998年2月13日開催分)の概要と解説
とくに、1月最終週以降はターム物の期限到来分に対する資金手当ての活発化に伴い、無担保コールレート(オーバーナイト物)に上昇圧力が強まった。だが、これに対しては逐次資金供給額(アンダーナイト物)に対する上昇抑制を図ったため、目立った上昇は回避された信用リスク不安が根強く残る中で、期越え資金の調達本格化などを背景に、1月下旬以降は再び上昇した。ターム金利には過ぎ期による資金供給が積極的に行われてきたため、これによりタームスキャッシュレートは年明け後、一時的に低下傾向を見せたこのような最終需要動向を背景に、在庫調整の動きが本格的になり、鉱工業生産は弱含み基調となっている明確に市場の景況感が改善したとは言えないが、市場には若干の改善傾向が見られる。